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2011年07月31日

7月31日 サル

一人目

ゴルフに誘われた。


ポロシャツは あるけれど 私はチノパン持ってない


高校入学以降、チノパンの存在そのものも、言葉も、自分の中から消え去りかけていた。
どうしても、ジーパンはダメらしい。Tシャツは襟がないから下着らしい。
下着と作業着でゴルフをやるな。それが彼らの言い分だ。
そんな事言ったら、マーロン・ブランドが悲しむだろう。


あんな、山を切り崩して微生物や植物を殺害して、その上で紳士面してやるスポーツのどこが楽しいんだ。
と、思っていたけれど、巨大な引力に引きずり込まれそうになっている。
スパコーンとやってみたい。
サラリーマン時代、上司とゴルフというだけで、公休がまかり通る現実に衝撃を受けた。
休みが1つゴルフで潰れることよりも、休んでゴルフができることの方が気になってしまった。
なんとか理事会やら、なんたら連合会、あれこれ協会の集まりがゴルフと工場見学と親睦会(飲み会)がセットになっていること、
そこでなにやら権力者との繋がりが(良い意味で)生まれること、
そんなあれこれが頭をぐるぐると少しだけ回ったこともあった。

そしてなにより、あのだだっ広い草原で、渾身のフルスイングで小さな球をぶっ飛ばすのは大変気持がいいだろうと想像すると、少しワクワクする。
むしろ、それが全ての「気になり」である。

最近、コンプレックスが復活したらしい。
かつて、フジロックコンプレックスという言葉を使った人があるが、
私は今、ゴルフコンプレックスに押しつぶされそうである。


ただ、ゴルフのためだけにチノパンを買うのはなんか嫌だ。
野球のユニホームを買うことよりも遥かに抵抗を感じる。

何か手立てはないのだろうか。




posted by hito at 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2011年07月30日

7月30日 苗場

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一人目

すごく美味いものを食っても、5時間後には忘れる。「あれは美味かったね」
と他人に言われて、そうかと思う。

遊びに行って、
「あの日はすごい楽しかったね」
と他人に言われて、そうかと思う。

自分では断言出来ない。
大問題である。
もちろん、毎回ではない。
そこまで狂っていない。


原因は思いつく。
子供の頃、賞味期限切れの牛乳を飲むことを躊躇していた私に向かって、
「ちょっとくらい大丈夫だ。あんた神経質だ。」
と言われて、そうかと思い、飲んでみたら、完全に駄目になっていた。
それ以来、自分で判断しようにも全てが駄目なにおいに感じ、雪印が勝手に決めた賞味期限の表記に頼らざるを得なくなった。


以来、何かにつけて絶対的基準を求めて、翻弄され続けている。
でもそんなものはない。

食って大丈夫だったものは大丈夫であり、
食って駄目だったものは駄目である。
どんなに新鮮でも、大好きであるはずのニンニクは駄目である。
生モノは大丈夫であることにしている。
そうしないと、年中食あたりである。


いつのあれが楽しいだとか、
どこのあれが美味いだとか、
他人の言葉がどうだとか、
本当は関係ない。

牛乳のさじ加減がわからないだけである。
ひいては夏の祭の何かしら参加しなければと焦っているだけである。






posted by hito at 03:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2011年07月29日

7月29日 行楽

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一人目

夏の行楽の多くは、みんな大したことは出来ていないことがほとんで、
夏休み明けはCM合戦のようであり、
そんなことにも気づかなかった子供時代の私は馬鹿であった。
何よりも不幸なのは、そのせいで、自分が全力で楽しめていなかったことである。

自分に巻き起こった出来事は、しばらく時間が立たないと、なにがなんだかわからない。
死ぬまでわからない、なんてことはなく、時間が経てば少しづつわかる。
全部わかるわけではない。

あの夏の海は本当に楽しかったのか
あのキャンプで食った肉は本当に美味かったのか
あの山で見た鹿はそこまで大きかったか

記憶が妄想に変わってしまうなんて、上手いことを言っているもんだと思う。
これは、記憶がだんだんゆっくりと妄想に書き換えられるとは言っていない。
昨日のことは記憶であり、10年前は妄想だと言っているわけではない。

楽しかったと言ってしまえば本人は楽しいのであり、
美味かったと言えば、それは美味しかったのであり、
宇宙人もいるし、UFOも見た。
幽霊だって、祟だって。

多くの人間がその程度の熱情で物語ってることは、ほぼ間違いない。
その方が嬉しい。
昨日食った飯が美味い方が嬉しい。
昨日見に行ったライブが良かったら嬉しい。
昨日の飲み会が楽しかったら嬉しい。
わざわざ不幸になる必要なんてどこにもない。


昨晩いただいた鯵の干物は最高に美味しかった。
そして、嬉しく床に就いた。
暑くて目が覚めたが、もう味なんて忘れている。



posted by hito at 02:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする